しあわせを 持ってる

父が、鼻管栄養を始めました。

口から食べられなくなって、

嫌がるのじゃないかな

と 躊躇いましたが、

回復する方もおられるということだったので、

お願いしました。

会いに行ってみると

嫌がることもなく、

静かに

そのままに なっている。

でも、

顔は びっくりするほど

変わっていました。

数年間  認知症の海の中

浮いたり 沈んだりしていた

父だけど、

命の活力は、

ずっと  あった。

それが、揺らいでいるのが

わかる。

やっぱり、

なみだが  出てくるのです。

私の中から。

運転しながら。

家でも、ふと滲んできて

ポロッと溢れる。

ゆるんだ蛇口。

布団に入って、

たらたら、ゆるゆる。

あー  なみだが出てくるんだな…

そう感じながら

眠り

 目覚めて

ヤバイ、目が腫れてるぞ…

と思いつつ

やっぱり時どき

滲んでくる。

 無理にとめようとはしない。

溢れてくるなら。

そして

ふと 思いました。

なみだがでる、

ってことは、

しあわせだったんだなぁ。

だいじなものが

温かく  うれしいものが

あったということだから。

そして、

それは

父の   思い   (愛)  で、

それは

なくなることはないのだから。

今も、

しあわせなんだよね。

ありがとう。

なみだが

出れば  出るほど

しあわせだって  ことだよね。

          (昔、父が彫った版画)

亡くなる    (天に還る)

っていうことは、

時の流れの中を

進んでいく  ことだよね。

私も、進んでいく。

昨日、帰り道であった

四歳の柴犬  さくらちゃん

ペロペロと 舐めてくれた

そのかおを 思い出して、

癒されたりしながら。

今、一緒に暮らしてる

家族がいる しあわせにも

目を向けながら。

そして、

一緒に過ごす

ちゃれんじど な あなたの

笑顔を

思い描きながら。

           (⌒▽⌒)

(私は  父の  あの版画が好きで、

次のうまどし？

←次の次のうまどし でした。(//∇//)

に、

パソコンで 色のアレンジを

させてもらったりしたのでした。)

あれから、十ニ支も

ひとめぐり、ふためぐり…

    今、この時。